自助共助の心構え説く 静岡市駿河区で防災講演「全員が主役に」

 静岡市駿河区の小鹿1丁目新町自治会は13日、静岡県立大非常勤講師の笠原英男さん(80)を招いた防災講演会を小鹿1丁目公民館で開いた。住民約60人が受講し、自助共助の心構えを学んだ。

災害時の住民一人一人の心構えを説く笠原さん=静岡市駿河区
災害時の住民一人一人の心構えを説く笠原さん=静岡市駿河区

 笠原さんは災害時の安否確認の目的について、一人一人が近隣住民の状況に気を配ることで「誰が不明者になっているかを特定すること」と強調した。その上で、救助や消火活動に協力するなど、自ら行動する必要性を説いた。「誰かが何かしてくれるのを待つのではなく自分で生活を回すことが大事。全員が主役となって考えないと命も生活も財産も守れない」と訴えた。

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