【浜名湖花博】一番美しい庭園は? アマ26団体が完成度競う

 「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、フラワーガーデンコンテストの審査が始まった。5月中旬までの数日間にわたり、プロやアマチュアの26団体が会場内に整備した庭園の美しさや完成度などを競う。15日はアマチュアを対象とした部門の審査を行い、グランプリは広岡千恵子さん(藤枝市)のチームの「浜辺のナチュラルガーデン」が輝いた。庭園の完成度などを確認する審査員=浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク
 テーマは「心安らぐ水辺の風景」。県内の愛好団体や園芸関係の高校、大学10団体が参加した。本県生まれの新品種のマーガレットを3割植栽することや、13・5平方メートル程度の庭園との条件で整備した。審査委員長の世界的庭園デザイナー石原和幸さん(66)をはじめ、浜名湖花博PR大使の當間ローズさん(31)や園芸研究家、園芸雑誌の編集長が鑑賞性、持続可能性、テーマ性などで審査した。グランプリに輝いた広岡さんチームの「浜辺のナチュラルガーデン」
 広岡さんのチームは「浜名湖のさわやかな風と遊ぶ」とのイメージで、環境に合った植物を植栽した。準グランプリは御前崎市花の会(御前崎市)の作品が選ばれた。
 石原さんは「一生懸命さが伝わる庭園ばかり。アマチュアの域を超えていて、勉強になった。コンテストを通じ『私もやってみよう』と思ってもらえたら」と評価した。
 今後、県内外のオープンガーデナーやプロのガーデナー部門の審査を行う。
(浜松総局・仲瀬駿介)

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