牧之原市の新体育館が完成 原発事故時の避難所にも

 牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ」の落成式が20日、同所で行われた。平時はスポーツ施設として、中部電力浜岡原発(御前崎市)での事故発生時には、要配慮者が避難する「放射線防護施設」として機能する。一般利用は5月1日から。

体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」
体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」
体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」
体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」
体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」
体育館の完成を祝う関係者ら=牧之原市須々木の市多目的体育館「ガスワンアリーナ牧之原」

 落成式ではテープカットや地元の太鼓団体による演奏で完成を祝った。杉本基久雄市長は「新たな防災拠点になる。市民の安心安全の向上につながる」とあいさつした。
 体育館は地上2階建ての延べ面積約5600平方メートル。観覧席約520席が付くバスケットコート2面分のメインフロアや多目的ルーム、トレーニングルームなどを整備した。浜岡原発から半径5キロ圏内にいる要配慮者約250人の避難が可能で、エアシェルター、空気浄化ユニット、防災備蓄庫などを備える。
 市によると、エネルギー消費量を従来の施設から50%以上削減する「ゼブ・レディ」の認証を受けた。体育館での取得は全国的にも珍しいという。

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