⚽清水エスパルス 23年度決算 売上高51億円で過去最高 5期連続黒字

 J2清水の運営会社エスパルスは23日、第29期となる2023年度決算(23年2月~24年1月)を発表した。売上高は前期比0・3%増の51億100万円で、過去最高。純利益は7500万円で5期連続の黒字だった。オンラインで記者会見した山室晋也社長は、鈴与グループの協賛金を除く広告収入や物販収入が増加したことから「クラブの経営力強化が着実に現れた」との見方を示した。
 興行収入は前期比15・5%増の8億3500万円で過去最高となった。23年シーズンの主催試合来場者数は33万人9699人で、歴代3位。10年シーズン以来の30万人突破を記録した。
 広告収入は前期比3・5%減の29億1千万円。引き続き鈴与グループからの協賛金を受けていて、山室社長は金額は公表せず、「非常に手厚くいただいた」と説明した。強化費は前期比2・6%減の29億300万円。
 今期の計画は売上高49億1500万円、興行収入6億6千万円と設定。J2チーム数の減少やカップ戦の方式変更で主催試合が減ることを踏まえた。強化費は前期から3億200万円削減した26億100万円と見込む。山室社長は「外国人選手の獲得は意図的に抑制した。確実にJ1復帰を目指す」とした。

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