針金×フェルトで自由に物語表現 作品展27日開幕 静岡・駿府博物館

 静岡市駿河区の駿府博物館で27日、針金人形作家MASASHIさんと、立体フェルト刺しゅう作家PieniSieniさんによる作品展「素材にいのちを吹き込む-針金とフェルトの世界」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が開幕する。作品の展示作業が24日、行われた。

開幕に向け展示作業を行う関係者=静岡市駿河区の駿府博物館(写真部・二神亨)
開幕に向け展示作業を行う関係者=静岡市駿河区の駿府博物館(写真部・二神亨)

 MASASHIさんは針金を巻いて制作する表情豊かな人形など約300点を出品する。静岡県をかたどった強化段ボールをベースに人形を配置したり、サッカーの試合を表現したり、来場者が楽しめるような工夫をこらした。「人形の表情はさまざま。物語を自由に思い浮かべてほしい」と話す。
 フェルトと刺しゅう糸で写実的に生物を表現するPieniSieniさんの作品は、今回の展覧会のために制作した、キンメダイやワサビなど名産品を詰め込んだ「静岡」をはじめ、約80点が並ぶ。
 会期は6月16日まで。観覧料は高校生以上800円。問い合わせは駿府博物館<電054(284)3216>へ。
 (教育文化部・名倉佐記)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ

動 画

  • SBSテレビニュース「素材にいのちを吹き込む 針金とフェルトの世界 静岡市の博物館で企画展」

地域再生大賞