隈研吾さん監修のスツール制作体験 静岡市駿河区

 静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」は27日から、建築家の隈研吾さんが設計・監修したスツール(腰かけ)「タテヨコナナメ」のコンセプトを元にした木工特別体験を始める。

プレ体験でスツールを仕上げる関係者ら=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」
プレ体験でスツールを仕上げる関係者ら=静岡市駿河区の「駿府の工房 匠宿」

 同施設が隈さんに要請、快諾を受けた取り組みで、隈さん側がスツールのデザインを提案した。県内産のヒノキ材を使って事前に途中まで組み立てたスツールに3本の木材パーツをアレンジして取り付け、自分だけの作品を制作できる。
 施設内の工房「木と漆」で24日に行われたプレ体験には関係者らが参加し、戸田勝久工房長から解説や補助を受けながら仕上げた。戸田工房長は「完成したスツールは隈さんと体験した人の合作と言える。使ううちに生じる経年変化も楽しんでほしい」と期待した。
 土日祝日の開催で、匠宿のウェブサイトから応募する。体験料金は材料費込みで2万2千円。
 (社会部・赤池泰輝)

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