学生の活動で浜松元気に 中心街で「ごみ拾い」 プロジェクト本格化、企業も支援

 「学生のやりたいこと」の実現を通じて浜松地域の活性化を目指す「浜松学生プロジェクト(略称・はまガク)」が活動を本格化させている。20日は「ごみを捨てない文化」の機運醸成を目指し、浜松市の中心街で学生が企画したごみ拾い活動を行った。今後もごみ拾いを含む複数の企画を継続的に開催して参加学生の裾野を広げる。市内企業も後方支援する。

ごみ拾いに参加する「浜松学生プロジェクト」のメンバー=浜松市中央区
ごみ拾いに参加する「浜松学生プロジェクト」のメンバー=浜松市中央区

 ごみ拾いには静岡文化芸術大と愛知大の4年生と2年生計7人が参加し、JR浜松駅北口から浜松城周辺まで、街路や植え込みに落ちているペットボトルや空き缶、プラスチックごみ、たばこの吸い殻などを集めた。企業関係者や市職員も加わった。愛知大4年の森悠里香さんは「多くの学生に体験に加わってもらえたら」と期待を寄せた。
 はまガクは昨年9月に発足した。地元企業のスズキや春華堂、スタートアップなどの企業の社員らがサポートする。週1回のオンライン定例会開催を通じて、学生が持ち寄った企画を精査したり、企業関係者を交えて浜松の地域課題などを話し合ったりする。企画や広報、渉外、人事採用などと分担し、組織や活動が“後輩”に引き継がれ、地域の活力や人材育成の好循環を生み出す仕組みにする。
 活動内容は同団体のX(旧ツイッター)やインスタグラムで発信している。
 (浜松総局・山本雅子)

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