建築技術職員を静岡県が中長期派遣 5月から石川・能登町へ

 静岡県は25日、能登半島地震で被災した石川県能登町に中長期的に派遣する建築技術職員の壮行式を県庁で行った。総務省の要請に基づき5月1日から派遣する県建築住宅局の杉山弘樹主任(29)に、池ケ谷弘巳くらし・環境部長が辞令書を手渡した。

辞令書を受け取る杉山主任(右)=県庁
辞令書を受け取る杉山主任(右)=県庁

 杉山主任は来年3月末まで同町建設水道課で災害公営住宅の設計や施工管理などの業務に当たる。池ケ谷部長が「避難生活を送っている多くの被災者が生活再建の第一歩を踏み出せるよう力を発揮してきてほしい」と激励。杉山主任は「今まで培ってきた知識を発揮できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
 県は同町の復旧復興に従事する建築技術職員を2027年3月末まで派遣する。来年度以降の職員は今後の業務内容を踏まえて人選する。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞