能登地震被災地へ 初の中長期派遣 静岡市4職員に辞令

 石川県の能登半島地震の被災地に中長期派遣される静岡市職員への辞令交付式が26日、市役所静岡庁舎で行われた。計4人が5月1日から2~5カ月間、輪島市と珠洲市で河川や下水道施設の復旧工事の設計書作成や、被災した建物の公費解体にかかる事務作業などに従事する。

難波市長から辞令を受ける職員=静岡市役所静岡庁舎
難波市長から辞令を受ける職員=静岡市役所静岡庁舎

 葵北道路整備課の田中史哉さん(43)、環境保全課の溝渕一洋さん(45)、大谷・小鹿まちづくり推進課の望月宏紀さん(36)が輪島市、下水道維持課の稲葉好彦さん(45)が珠洲市に赴く。市はこれまで、短期派遣として職員延べ836人を被災地に派遣してきたが、中長期派遣は初めて。
 難波喬司市長から辞令を受けた田中さんは職員を代表し「早期の復興、復旧につながるよう知識を生かしたい」と意気込みを語った。難波市長は「先方の期待も大きい。しっかりと貢献してほしい」と激励した。
 (政治部・池谷遥子)

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