遠州鉄道 斉藤会長 退任へ 相談役に

 遠州鉄道は26日、斉藤薫代表取締役会長(71)が6月27日に退任し、相談役に就くと発表した。退任後の会長職は不在となる。

斉藤薫氏
斉藤薫氏

 代表権があるのは丸山晃司社長(57)のみとなる。新しい布陣で、4月にスタートした「人を大切にして企業価値を高める」を基本方針にした新中期経営計画の推進に臨む。
 斉藤氏は1976年に遠州鉄道に入社し、運輸畑などを歩んだ。遠鉄アシスト社長などを経て2013年に遠州鉄道社長に就任し、経営効率化を推進。会長に就いた22年からは丸山社長とともに、コロナ禍で打撃を受けた運輸や観光事業などの再生に努めた。
 斉藤会長は「地域が人口減少や変革期にある厳しい状況下、生活に密着した幅広い事業を展開する企業としてグループで支え合い、地域経済発展に貢献してほしい」と述べた。
 21年12月から務め、2期目の浜松商工会議所会頭は継続する。

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