⚽ジュビロ磐田 24年1月期決算 2期連続黒字 売上高は直近10年で最高

 J1磐田の運営会社ジュビロが26日発表した第32期となる2024年1月期決算(23年2月~24年1月)は純利益が4億6100万円で2期連続の黒字となった。前年同期間比1億3400万円(41・2%)増。売上高は同2億1600万円(5・4%)増の42億5300万円となり直近10年最高で過去3番目だった。J2降格によりJリーグ配分金は減ったが、スポンサー収入、入場料収入などの増加が主要因。
 外国人の二重契約問題で国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を受け強化費が縮小された影響で、営業利益は同1億8500万円(55・3%)増の5億1900万円。純資産については当期末残高が7億2900万円となり、資本の欠損が解消された。
 浜浦幸光社長は売上高増の要因について「(昨季J2で)優勝争いして(J1昇格し)期待ができるクラブになった表れ」と強調。さらに「補強禁止が解けて選手加入ができ、戦える体制をつくってきた。後は結果を出すだけ」と述べた。
 24年度の経営方針として「アップグレード」を掲げ、クラブ目標を「世界を目指す基盤創り」、トップチーム目標は「勝ち点40を早期クリアしタイトルを狙う」とした。予算は売上高45億9000万円、営業利益4000万円、純利益5500万円とした。
 株主総会で承認された主な人事案件は次の通り。
 新任社外取締役 静岡銀行常務執行役員西部カンパニー長山越良二▽退任取締役 伊藤徳直

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