中部電力の純利益が過去最高4031億円

 中部電力が26日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比約10・5倍の4031億円と過去最高だった。燃料価格の下落が寄与した。売上高は9・4%減の3兆6104億円だった。
 名古屋市内で会見した林欣吾社長は「純利益が過去最高となったことは評価する」と述べた上で、燃料価格の下落は業績の一時的な押し上げ要因に過ぎないと強調した。
 25年3月期の連結業績予想は、売上高が0・3%減の3兆6千億円、純利益は57・8%減の1700億円とした。燃料調達コストの上昇などを考慮した。
 同時に25年度までの中期経営目標の修正も公表し、連結経常利益を従来の1800億円以上から2千億円以上に引き上げた。東芝への1千億円の出資で収益が拡大することなどを反映した。

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