マダニ媒介感染症 静岡県内で今年2例目

 静岡県は26日、中部保健所管内在住の50代女性が、マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に感染したと発表した。同保健所管内の60代女性の感染が22日に発表されたのに続き、今年に入り県内2例目になる。
 県によると、女性は16日ごろから発熱や発疹がみられ、同保健所管内の医療機関を受診し入院した。左足にマダニにかまれた跡があり、県環境衛生科学研究所で検査した結果、日本紅斑熱の病原体遺伝子を検出した。畑での作業中、ウイルスを保有するマダニにかまれて感染したと推定される。女性は入院中で快方に向かっている。
 県内では過去、2年間に1人の割合で重症化による死亡例がみられる。マダニに刺されないような服装で対策することが重要で、県は農作業や野外活動での注意を呼びかけている。

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