海難事故防止 釣り人に啓発 清水海保など

 清水海上保安部は27日、大型連休中に釣り人の増加が見込まれる静岡市清水区の西倉沢漁港などで転落をはじめとする海難事故の未然防止に向けたパトロールを実施した。

釣り人に海難事故防止を呼びかけたパトロール=静岡市清水区の西倉沢漁港
釣り人に海難事故防止を呼びかけたパトロール=静岡市清水区の西倉沢漁港

 日本釣振興会県支部や市水産振興課、静岡河川事務所蒲原海岸出張所も参加。同漁港と蒲原海岸日軽金放水路で釣り人に啓発品を配布し、ライフジャケットを着用することや立ち入り禁止区域など危険箇所での釣りは控えることを周知した。また波の穏やかな日であっても、千回に1回は通常の倍の高さが来る「一発大波」への警戒も呼びかけた。
 同漁港では昨年、釣り人が海に転落し死亡する事故が発生している。万が一の転落に備え、防水パックに入れた携帯電話を持つなど連絡手段の確保も重要だと訴えた。

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