手ぶらでバーベキューや農業体験 関係人口創出へ新事業 小山

 小山町竹之下の足柄ふれあい公園と足柄ふれあい農園で4月から、「手ぶらバーベキュー」や農業体験など新たな地域活性化事業が始まった。都心から車で90分の好立地と富士山麓の開放感のある環境などを強みに都市部などから誘客し、関係人口創出につなげる。

ゴールデンウイークに入り、にぎわうバーベキュー場=小山町の足柄ふれあい公園
ゴールデンウイークに入り、にぎわうバーベキュー場=小山町の足柄ふれあい公園

 両園は4月から、農や食の事業を展開する企業による共同事業体「おやまを耕そうコンソーシアム」が指定管理している。「手ぶらバーベキュー」は同町の「道の駅ふじおやま」と連携し、御殿場ポークや地場産の新鮮野菜など地元の味を中心に食材を提供する。
 農園では1区画30平方メートルの畑を貸し出し、町の農家らのサポートを受けながら農作業を体験できる企画を始めた。定期的に町を訪れて農作業の楽しさを味わってもらい、農家による代行や収穫した野菜の配達サービスなども充実する。
 同事業体の施設管理責任者の亀山剛太郎さんは「都内などから町に来たことがない人を町に呼び込み、魅力を感じてもらう入り口になりたい」と意気込む。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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