浜松市天竜区の国道152号、11カ月ぶり全面開通 昨年6月の豪雨で土砂崩れ

 浜松市は30日、昨年6月の豪雨災害による土砂崩れで通行規制していた同市天竜区龍山町の秋葉トンネル北側の国道152号について、規制を解除した。約11カ月ぶりに全面開通し、乗用車やダンプカーなどが行き交った。

約11カ月ぶりに全面開通した現場=30日午前8時ごろ、浜松市天竜区龍山町
約11カ月ぶりに全面開通した現場=30日午前8時ごろ、浜松市天竜区龍山町

 復旧工事が一段落したため、片側交互通行と夜間通行止めを終了した。土砂が崩落したのり面を修復し、防護柵を設置した。市によると、連続雨量100ミリを超えたり、震度4以上の地震が同区で発生したりした場合は、安全性を考慮して全面通行止めとする。
 市は5月15日午前10時から、2020年の豪雨で内壁のひび割れが確認された同トンネルの復旧工事に着手するため、同トンネルの区間に当たる同町大嶺―天竜区西雲名間約900メートルを終日通行止めとする。規制解除は25年2月末の見通しで、迂回(うかい)路は県道大輪天竜線と市道天竜鮎釣南線を利用する。全面開通した同トンネル北側の国道152号は迂回路を活用して利用できる。

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