廃校、子どもの遊び場に 静岡市 遊休資産の活用法検証 子育て支援へ ニーズ収集
静岡市は3日、同市清水区の旧清水西河内小体育館と多目的室を活用した「西河内子どもの遊び場」を開設した。オープン直後から大勢の親子が訪れ、体を動かしたり積み木で遊んだりして楽しんだ。
期間限定の開設で、遊休資産の活用や山間部における遊び場の有効性などを検証する。主に未就学児や小学生を対象にしており、利用料や駐車場は無料。屋内のため雨の日でも卓球やバスケットボール、マットを使った遊びなどができる。6日まではオープン記念として、エア遊具やオクシズ材のおもちゃ「シズレンガ」を設置している。
小学3年の子どもと家族3人で訪れた同区のパート山島歩さん(42)は「子どもがバスケ好きだが、施設が開放されていて遊べる場所は少ない。引き続き利用したいし、近場でももっとこういった場所が増えてほしい」と期待した。市の担当者は「市民のニーズがあることが確認できた。遊び場を含め、今後も子育てしやすいまちづくりを進めていきたい」と話した。
開設期間は来年3月16日までの土日祝日で、午前10時から午後5時まで。8月は毎日開設する。
(清水支局・大村花)