地域のシンボル「む組屋台」建造20年祝う 磐田・福田七番組自治会
磐田市福田の福田七番組自治会は4日、祭り屋台建造20年の記念式典を福田七番組公民館で開いた。住民約200人が集まり、豪華絢爛(けんらん)な〝町のシンボル〟を引き回して地域の結束を新たにした。
同自治会の「む組屋台」は高さ約4・4メートル、幅約1・6メートル、奥行き約3メートル。漆塗りで、正面には華やかな彫刻が施されている。老朽化に伴い2023年に改修したほか、住民の熱心な管理で建造当時と変わらない威容を誇っている。
加藤千晴自治会長(65)は「屋台が地域コミュニティーの中心となり、いつまでも住民から愛されるよう育てていく」と話した。
式典後、若衆が威勢よく引き回しを行ったほか、お囃子(はやし)演奏で節目を祝った。会場ではこいのぼりを掲げたり、お好み焼きやかき氷といった飲食ブースも並んだりして熱気に包まれた。