「町の垣根」越え 子どもが交流 長上地区7町【浜松まつり’24】

 浜松市中央区の長上地区7町は凧揚げ会場近くの砂浜で、5年ぶりに子どもたちの合同交流イベントを開催した。

じゃんけん列車を楽しむ子どもたち=浜松市中央区
じゃんけん列車を楽しむ子どもたち=浜松市中央区

 小池、市野、中田、下石田、上石田、天王、原島の各町の子ども約110人と大人たちが参加した。7町の凧印を描いたオリジナル連合凧を当番町の下石田町の凧揚会らが中心となって空に揚げ、盛り上げた。
 子どもたちは大人のラッパ隊の演奏とともに、じゃんけんをして負けた人が勝った人の後ろに付く「じゃんけん列車」で遊んだ。ラッパの音に合わせて体を揺らし、勝敗に一喜一憂しながら楽しんでいた。
 下石田町凧揚会の斎藤哲也組長(52)は「子どもたちがたくさん集まってくれて非常にうれしい。来年以降も、町を越えた交流を続けていければ」と久しぶりの開催を喜んだ。
 近隣町の友好を深めようと30年ほど前に始まり、コロナ禍で途絶えていた。中断前も参加していた上石田町の大木源太さん(12)は「中止の期間はさみしかった。他町のみんなと楽しめてよかった」と笑顔を見せた。
 (浜松総局・小林千菜美)

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