「甘酸っぱい」 給食に手作りジャム 地元のイチゴ使用 袋井市

 袋井市の中部学校給食センターは8、9の両日、管内の幼稚園とこども園、小中学校の計12校で市内産のイチゴを使った手作りのいちごジャムを提供した。子どもたちが素材の風味豊かな鮮やかな色のジャムを楽しんだ。

手作りのイチゴジャムを楽しむ児童たち=袋井市の袋井東小(画像の一部を加工しています)
手作りのイチゴジャムを楽しむ児童たち=袋井市の袋井東小(画像の一部を加工しています)
手作りのイチゴジャムが並んだ給食のメニュー
手作りのイチゴジャムが並んだ給食のメニュー
大鍋で煮込まれるいちごジャム
大鍋で煮込まれるいちごジャム
手作りのイチゴジャムを楽しむ児童たち=袋井市の袋井東小(画像の一部を加工しています)
手作りのイチゴジャムが並んだ給食のメニュー
大鍋で煮込まれるいちごジャム

 ジャムには浅羽地区で採れたシーズン終盤の完熟の「紅ほっぺ」を使用した。同センターでは朝6時半から仕込みを開始。イチゴを砂糖と合わせてしばらく寝かせ、水分が出始めてからじっくりと煮込んでレモン果汁を加えて完成した。
 9日、袋井東小でジャムが並ぶと、児童たちはパンに付けてほおばった。6年の鈴木釉翔君は「昨日から楽しみにしていた。イチゴの味が濃くて甘酸っぱい」と笑顔を浮かべた。
 市は「日本一の学校給食」を目指すアクションプランを策定するなど給食の質の向上に尽力し、手作りや地場野菜の使用などにこだわってきた。取り組みが評価され、これまでに世界保健機関(WHO)や文部科学省から表彰を受けた。
 市おいしい給食課によると、給食センターで複数校分を作る方式の給食で手作りのジャムを提供するのは全国的にも珍しいという。

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