特産アスパラ使用の上生菓子完成 磐田農高生×職人 12日軽トラ市でいわた茶と提供へ

 磐田市中泉の磐田農業高生産流通科3年の7人グループと、同市出身の和菓子職人が協力し、地元産のアスパラガスを使った上生菓子を完成させた。お披露目として、JR磐田駅北口のジュビロードで12日に開かれる軽トラック市で販売するとともに、特産のいわた茶も提供して来場者をもてなす。

上生菓子「藤」
上生菓子「藤」
いわた茶の効能などについて説明する生徒=磐田市中泉の磐田農業高
いわた茶の効能などについて説明する生徒=磐田市中泉の磐田農業高
上生菓子「藤」
いわた茶の効能などについて説明する生徒=磐田市中泉の磐田農業高


 地産地消の和菓子づくりに取り組む加藤拓海さん(24)が3月の軽トラ市に初出店した縁で、同校とのコラボが実現した。「藤」と名付けた上生菓子は、アスパラガスを混ぜた緑色のようかんと、紫色のあんこの村雨生地で藤棚を表現。耕作放棄地を活用し、アスパラガスなどの野菜を生産する上村農園(同市)を生徒自ら見学し、材料に選んだという。
 お披露目ではラズベリーのジュレと生チョコが包まれた「月うさぎ」や、こうじで野菜を発酵させた「糀(こうじ)ベジあん」を使ったプリンも用意。事前に日本茶インストラクターを同校に招き、生徒たちはいわた茶の効能やおいしい入れ方を学んだ。リーダーの中山翔楓さん(17)は「お茶と和菓子を通じて磐田の魅力を発信したい」と意気込んだ。藤と月うさぎは各20個を用意し、いわた茶と一緒に500円で販売する。プリンはセットで300円。
 (磐田支局・崎山美穂)

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