学校生活の日常 浜松湖北高佐久間分校 インスタで発信 「田舎あるある」生徒が撮影 「地域認知の機会に」

 浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校の地域総合類型コースを選択する3年生が、交流サイト(SNS)「インスタグラム」のリール動画で学校の日常を発信している。都市部から離れた中山間地の高校ならではのシーンを撮影し、週に1回程度の発信を目指す。生徒らは「高校や佐久間を知ってもらう機会につなげたい」と意気込む。

動画を撮影する生徒=浜松市天竜区佐久間町
動画を撮影する生徒=浜松市天竜区佐久間町
昨年度初投稿した動画の一部
昨年度初投稿した動画の一部
動画を撮影する生徒=浜松市天竜区佐久間町
昨年度初投稿した動画の一部


 4月下旬の撮影では、同校の通学路で下校の様子を取り上げた。最寄り駅へ走るも列車に間に合わず、膝に手を置いて落ち込む生徒の姿。撮影を担当した3年の河村朔太郎さんによると、電車の本数が少ない中山間地では度々ある光景で、生徒の間では「あるある」だという。河村さんは「田舎の要素をむしろ見せていくことで、学校のリアルな雰囲気を多くの人に伝えたい」と話す。
 リール動画の作成は、地域の魅力発信や課題解決を考える授業「地域実践」で取り組んでいる。授業を担当する大沢春海教諭は「SNSで情報発信するスキルは社会に出ても生かせるので頑張ってほしい」と話した。
 (浜松総局・大沢諒)

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