裾野市とコンサル 「移動」変革へ協定 ウーブン・シティ具体化

 裾野市は29日、総合コンサルティング業の「KPMGコンサルティング」(東京都)と連携協定を締結した。トヨタ自動車が建設している先端技術の実証都市「ウーブン・シティ」と連動したまちづくりを進める「SDCC構想」の具体化に向け、未来のモビリティーの在り方の検討や、行政のデジタル化などのノウハウを提供してもらう。

協定書に署名する宮原社長(左)と高村市長=裾野市役所
協定書に署名する宮原社長(左)と高村市長=裾野市役所

 同社は全国各地でスマートシティー推進の支援に取り組んでいる。自治体との協定締結は同市が初めてという。協定に基づき、ヒト・モノ・サービスの移動の変革に向けた実証実験▽新しい公共交通計画作り▽行政手続きのオンライン化▽デジタル技術とデータを活用した行政サービス―などの実現に向けて連携する。
 市役所で締結式が開かれ、宮原正弘社長は「裾野市をスマートシティーのモデルケースとして世界中に発信できるよう協力していく」とあいさつ。高村謙二市長は「知見を提供していただき、真のスマートシティーへの大きな前進につなげたい」と期待した。
 (東部総局・八木敬介)

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