特捜隊ノート 安心して利用できるバス乗り場に【NEXT特捜隊】

 「JR静岡駅南口ロータリーのバス乗り場で乗降口に続く点字ブロックが間違った場所に敷かれ、長年放置されている」との声が9月下旬に届きました。
 依頼主の50代女性は視覚障害者を乗り場まで案内したことも。「改善を要望したが変わらない。事故が起きてからでは遅い」。電話越しに、怒りと焦りが伝わってきました。
 取材すると、静岡市としずてつジャストラインの行き違いから、該当の乗り場が長年“仮設”状態だったため不備が生じていたことが発覚しました。現在は正しい場所に点字ブロックが敷かれたものの、乗り場の段差をなくすなどの安全対策は進んでいません。
 女性の一言で変わりつつある乗り場。誰もが安心して利用できるためには、環境整備だけでなく関係機関が利用する住民に対し、思いやりの心を持つことが大切だと思います。

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