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快挙!ギネス世界記録公式認定~静岡県勢の栄光の記録の数々~

 静岡県勢がまた快挙です。昨年11月に川根本町で行われた「耐久サッカー」の参加人数がギネス世界記録として公式に認められました。静岡県内では、ここ数年、ギネス世界記録への果敢なる挑戦が行われ、達成されています。2022年以降に認められた記録をまとめます。

川根本町「耐久サッカー」ギネス更新 昨年11月、2391人の参加認定

 川根本町で昨年11月に開催された「耐久サッカー」参加人数のギネス世界記録の審査結果発表会が10日、同町の旧中川根第一小グラウンドで開かれた。参加選手や町民らが見守る中、2391人の参加が認められ、世界記録を更新した。

ギネス世界記録達成が発表され、喜ぶ関係者=川根本町の旧中川根第一小グラウンド
ギネス世界記録達成が発表され、喜ぶ関係者=川根本町の旧中川根第一小グラウンド
 耐久サッカーは選手が交代しながらフルコートで11対11のサッカーを途切れることなく72時間続け、2016年にチリで達成された「サッカーのエキシビションマッチに参加した最多人数」のギネス世界記録(2357人)更新を目指していた。ギネス公式認定員が記録達成を発表すると、会場からは大きな歓声が上がり、喜びを分かち合った。
 企画した「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」の石原一則代表は「みんなのプレーが脳裏に焼き付いている。地域が盛り上げるきっかけにしていきたい」と話した。
 アンバサダーを務めたサッカー日本代表コーチの名波浩さんも会場に駆けつけ、祝福した。耐久サッカーを今後、毎年続ける方針も発表された。
〈2024.03.11 あなたの静岡新聞〉

「耐久サッカー」挑戦中の様子
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出場した参加者=川根本町徳山の旧中川根第一小(2023年11月)
 
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ギネス世界記録を更新しようと集まった選手とスタッフら=川根本町徳山の旧中川根第一小(2023年11月)
 
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試合が終了し拍手に応じる参加者=川根本町徳山の旧中川根第一小(2023年11月)

〈2023.11.28 あなたの静岡新聞〉

黒はんぺん オンラインで同時実食人数 ギネス認定 焼津中央高と鳥取・米子高専連名

 焼津中央高(焼津市小土)の生徒たちによる地元名物黒はんぺんを同時に食べた人数がギネス世界記録に認定された。11日に同校で認定証が生徒たちにお披露目され、喜びを分かち合った。

お披露目された認定証を見て喜びを共有しあう生徒たち=11日午後、焼津市小土の焼津中央高
お披露目された認定証を見て喜びを共有しあう生徒たち=11日午後、焼津市小土の焼津中央高
 同校の1、2年生を中心とする生徒たちは11月4日、魚のすり身をベースにしたフィッシュケーキをオンラインで同時に食べた最多人数を競うギネスの新設部門に挑戦。284人が参加し、審査の結果、229人が同時に食べたと認定された。同校と、記録の申請などで協力した米子高専(鳥取県)との連名で認められた。プロジェクトリーダーの前田菜摘さん(17)=2年=が認定証を掲げると、生徒たちから大きな拍手が起こった。
 前田さんを中心とした生徒4人が地元の名物を使って町おこしをしたいと企画。米子高専の谷藤尚貴教授の協力を得ながら、実施にこぎ着けた。前田さんは「初めての試みで認定されるか不安だった」とほっとした表情を浮かべた。
(焼津支局・福田雄一)
〈2023.12.20 あなたの静岡新聞〉

ギネス認定!けん玉「飛行機」1分間に57回 沼津の大川さん

 沼津市立金岡中3年の大川大和さん(14)が、7月末に広島県で開催されたウッドワンけん玉ワールドカップの企画「1分間でけん玉の飛行機を決めた最多回数」で57回を記録し、3度目のギネス世界記録に認定された。

ギネス世界記録に認定された大川さん=沼津市江原町
ギネス世界記録に認定された大川さん=沼津市江原町
 大会には子どもから大人までのけん玉の達人が参戦。技の一つ「飛行機」は、玉を持って前方に振り出し、けん先を玉の穴に完全に入れて1回とカウント。大川さんは予選を3位で通過し、公式記録挑戦で本領を発揮して記録達成を果たした。「とにかくミスをしない、けん先をしっかり入れることに集中した。素直にうれしい」と振り返った。過去には4歳で初段、6歳で5段を取得し、いずれも当時最年少でギネス世界記録に認定されていた。
 大川さんの父で日本トップクラスの実力を持つ英一郎さんは、けん玉教室「大川式けん玉メソッド」(同市江原町)の代表。メソッドが監修し、サッカーJ3アスルクラロ沼津とコラボして商品化したけん玉「アスルクラロ沼津大空」を販売するなど競技の発信に力を入れている。
(東部総局・田中秀樹)
〈2023.08.19 あなたの静岡新聞〉

2022年には2人の挑戦がギネス記録に認定!

ゴルフリフティング世界最長 藤枝の大畑さん成功! 1時間2分32秒、クラブ2本で  藤枝市田沼の大畑雄次郎さん(53)がこのほど、同市文学館で、ゴルフクラブ2本でのゴルフボールリフティング最長時間のギネス世界記録に挑み、見事成功させた。クラブ1本でのリフティングに続いて二つ目の記録達成となり、「有言実行できてうれしい」と笑顔を見せた。

クラブ2本を使ったゴルフボールリフティングのギネス記録に挑む大畑さん=藤枝市文学館
クラブ2本を使ったゴルフボールリフティングのギネス記録に挑む大畑さん=藤枝市文学館
 左右の手で持ったクラブで交互にリフティングするルール。これまでの最長は、ポルトガルの男性が2003年に出した59分58秒。3回の挑戦でその記録を超えることを目指した。
 1回目は47分20秒でボールを落とした。1時間の休憩を挟んで挑んだ2回目は最後まで集中力を保ち、これまでの記録を上回る1時間2分32秒をたたき出した。
 大畑さんは20代でゴルフを始め、月1回ほどのペースでプレーしてきたという。新型コロナウイルスの流行を受け、室内でできるゴルフボールリフティングを始め、昨年12月にはクラブ1本での最長となる1時間41分31秒を記録した。
 練習の日誌をつけ、落とした原因を整理するなど地道な努力を重ねてきた大畑さんは「新しいことに挑戦する気持ちが大切。悩むよりやってみた方がいい」と語った。
(岩下勝哉)
〈2022.11.19 あなたの静岡新聞〉
日本縦断180時間18分 自転車ギネス記録上回る 裾野出身・遠藤さん
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日本縦断のギネス世界記録更新を目指してペダルをこぐ遠藤さん

 裾野市出身の遠藤杏奈さん(22)=一橋大大学院=が29日、ギネス世界記録を上回る180時間18分で自転車での日本縦断を達成した。遠藤さんは「雨が降ったり風が強かったりつらい場面もあったが、多くの応援とサポートで無事に走りきることができた」と喜びを語った。
 遠藤さんは22日に鹿児島県佐多岬を出発。ロードバイクで日本海側を北上し、1週間後の29日午後3時42分に北海道宗谷岬に到着した。総走行距離は約2600キロ。現在の女性ギネス記録は208時間49分で大幅に更新した。「証拠を整理して提出し、ギネス承認を待ちたい」としている。
 遠藤さんは一橋大入学後に自転車競技を始め、現在は県東部を拠点とする国際自転車チーム「ハイ・アンビション2020jp.」に所属している。今後は、世界最高峰の長距離イベント「パリ・ブレスト・パリ」出場を目指すという。
〈2022.09.01 あなたの静岡新聞〉
地域再生大賞