けん玉ギネス記録に貢献 土屋さん(御殿場)紅白歌合戦で成功 

 けん玉127人連続成功のギネス世界記録達成に、御殿場市職員の土屋和仁さん(45)が貢献した。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦の企画「けん玉チャレンジ」に参加し、「記憶にないくらい」(土屋さん)緊張しながら見事成功。「日常生活では見られない景色を見られた」と喜ぶ。

けん玉127人連続成功のギネス世界記録達成に貢献した土屋さん=御殿場市
けん玉127人連続成功のギネス世界記録達成に貢献した土屋さん=御殿場市

 三山ひろしさんの歌唱に合わせて連続成功の記録更新を狙う、2017年から続く名物企画。番組に携わるけん玉団体から依頼を受け5年連続で参加した土屋さんは83番目に登場した。玉を難なく大皿に乗せ、127人目の三山さんへのバトンをつないだ。
 失敗すれば他の出演者や番組スタッフの努力をふいにし、「失敗した人」と好奇の目で見られる―。他ではないプレッシャーを感じる大舞台で5年連続の成功。終わった直後は「解放されたという安心感が強かった」。その後、観客やスタッフに祝福され「けん玉をやっていて良かった」と喜びが込み上げた。
 約8年前、娘と共にけん玉教室に通い始めた。SNSを通じて世界中のプレーヤーと情報交換し、新しい技を生み出すことに面白さを感じた。日本けん玉協会2級指導員などの資格を取得。愛好家団体の代表を務め、国内外のイベントに出向いて魅力を発信する。
 「うまい人はたくさんいる。成功させたい技もたくさんある。もっと練習したい」。再び世界記録更新の機会に巡り合うのを心待ちにしながら腕を磨く。

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