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静岡新聞教育文化部

野外フェス「FUJI&SUN」の音楽だけじゃないお楽しみ!静岡のクラフトビールを堪能

富士山こどもの国で開催

5月13、14日に富士市の「富士山こどもの国」で開かれた野外フェス「FUJI&SUN」。毎年、静岡県内で醸造したクラフトビールの出店があるのですが、今年は大幅に規模を拡大していました。(教育文化部・橋爪充)

MOON STAGEエリアに大テントが出現。県内4社が味を競っていました。各社だいたい4種ずつ。

RePuBrew/沼津市


沼津市の「RePuBrew」。最近は缶入りがセブン―イレブンでも買える「69IPA」、直営飲食店で一番人気の「沼津HazyIPA」に加えて、赤みがかったダブルIPA「ROSSO」、ラガー系の「Neighbors」。セールス・マネジャーの田中佑䒱さんは「バランスを考えたラインナップ」と話しました。かつては福井県の音楽フェスにも出店したことがあるそうです。「ビアフェスと違って音楽がメインコンテンツだから、リパブリューを知らない方々と知り合うチャンスだととらえています」

静岡醸造/静岡市



昨年6月、静岡市駿河区丸子の「匠宿」でスタートした「静岡醸造」。ラガーとIPA「だけ」をつくると決めているブリュワリーです。優しい甘みの「アンバーラガー」は、とてもおいしかった。音楽フェスへの出店は初めて。福山康大代表はお笑い芸人醸造家を自称し、お笑いコンビ「ホップマン」としてM-1グランプリ出場経験もあります。骨太な醸造所の方針と正反対のやわらかキャラ。だから写真はこんな感じです。「ビールを飲んで、狂い叫んで楽しんでほしい」とコメントしてくれました。

ROUGH&LAUGH BREWING/富士市


富士市初のクラフトビール醸造所「ROUGH&LAUGH BREWING」も音楽フェス初出店。ことし2月に醸造を始めたばかりのブリュワリーです。オーソドックスを極めた「富士ペールエール」が特に好評で、2日目には売り切れていました。焦がしたモルトの風味を丁寧に引き出した「富士スタウト」も美味でした。大高敏明代表は「県内のほかの醸造家と情報交換できるのもいいですね」と笑顔を見せました。

すごせる酒屋 MUGI/静岡市


静岡市葵区、静岡浅間神社のすぐ近くの商店街で営業する酒販店「すごせる酒屋 MUGI」。「ベアードブルーイング」(伊豆市)、「反射炉ビヤ」(伊豆の国市)、「ガルシアブリューイング」(静岡市清水区)など、県東部を中心に瓶缶合わせて20種類ぐらい。伊豆を拠点にするYoutuber「伊豆のぬし釣り」さんと反射炉ビヤのコラボビール「お酒マンIPA」が、期間中の口コミでよく売れたそうです。さすがキャンプフェス。伏見陽介代表は「会話が得意なお客さんが多い印象」と語りました。

仕掛け人!富士市でピザハウスを運営、田村さん


仕掛け人はこの方、運営チームの田村逸兵さんです。普段は富士市吉原でピザハウス「Bird」を運営しています。「静岡のビール文化はめちゃくちゃいい感じ。横のつながりがあるのが特徴ですね」

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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