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本場・韓国のキムチレシピをご紹介!自分だけのキムチを作ろう

韓国の冬の風物詩「キムジャン(김장)」とは?

アンニョンハセヨ! 韓国餅研究家/バリスタの野原由美です。11月に入り、朝晩の冷え込みを感じるようになってきました。

野原先生が実際に光州でキムジャンを行った時の様子

韓国の冬の風物詩といえばキムジャン(김장)です。キムジャンは初物野菜が出回る春まで食べるキムチをまとめて漬ける、韓国人にとっては大切な行事です。

初冬から春先まで食べられる量のキムチを漬けるのは一苦労です。私も何度か韓国でキムジャンをしたことがありますが、近所の人を10〜20人ほど集め、役割分担を決めて作業しました。

まずは白菜を水切り


初日は白菜を洗い、1/2〜1/4株に切ってから塩を振りかけしっかり塩漬けします。11月の韓国は冷え込むのでドラマで出てくるロングゴム手袋をして気合で漬けます(笑)。2日目は水切り作業からはじまります。

白菜を1つずつ手で絞りザルで水切りします。味を見て塩気が強い場合は水洗いするので、塩漬け具合を確認するのも大切です。

塩気が強いと塩辛いキムチになり、塩気が足りないと白菜に芯が残りヤンニョムが入りません。

キムチの味を決める!ヤンニョム作り

そして、水切りしている間に合わせ調味料のヤンニョムを作ります。キムチの味はヤンニョムで決まるというほど大切な作業です。

大根やわけぎ等の野菜を切り、梨や玉ねぎなどをすりおろします。野菜の新鮮さもキムチの味を左右するのでスピード感を持って行います。

ヤンニョムの材料は粉唐辛子、魚醤、セウジョ(アミの塩辛)、ニンニク、生姜、糊、エキスなど家庭や地域によって入れる材料は変わります。北は薄味、南は濃味が多いとも言われています。

ヤンニョムを塗ったら完成!

ヤンニョムの準備が出来たら大きなボウルに入れてみんなで混ぜます。ソンマ(손맛/手の味)を入れながら「マシソジョラ〜(美味しくなあれ)」と想いを込めながらヤンニョムを作り、白菜の葉1枚ずつ丁寧にヤンニョムを塗ったら完成です。

でき立てのさっぱり感を楽しむもよし、寝かせて発酵させ味に深みと酸味を出すもよし、好みのキムチをお楽しみください。

11月15日はSBS学苑静岡校でキムジャン教室を行います。当日は時間の関係もあるため、白菜の塩漬けまではこちらで事前に仕込んでおき、実演を見てもらいますが、ヤンニョムは一人ずつ作っていただきます。韓国スタイルで自分だけのキムチを作りましょう!


<DATA>
韓国のキムジャン(キムチ作り)体験
講師:野原由美 (韓国餅研究家)
開催日:2023年11月15日(水)
時間:10:00~13:00

⦅やりたいこと、きっと見つかる!⦆SBS学苑は、ワクワクを作り続けて50年。1973年、静岡県初の総合カルチャーセンターとして誕生したSBS学苑。創立50周年を迎えました。静岡県内5カ所でヨガ、料理、語学など幅広い講座を開催。気軽に学べる1日講座もご用意しています。

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