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静岡新聞生活報道部

走ってよし、学んでよし! 「バイクのふるさと浜松」で大人の社会科見学はいかが!?

浜松市周辺は遠州灘の海岸から山間地域まで、豊かな自然や景勝地が多く、バイクツーリングを楽しむライダーに人気のエリアです。スズキ、ホンダ、ヤマハ発動機と世界的な二輪車メーカー3社の創業の地でもあり、バイク関連の施設も充実しています。11月1日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」は、そんな「バイクのふるさと浜松」のお薦めスポットを紹介しました。

走って楽しむ


浜松市内の国道1号は遠州灘沿いを東西に結んでいます。観光地としては南区の中田島砂丘が有名ですが、浜名湖今切口にかかる浜名大橋の上からは湖西市や愛知県豊橋市の方向に向けて続く長大な砂浜を望めます。西区の浜名湖ガーデンパークや舘山寺温泉の周辺、北区の奥浜名湖エリアなど浜名湖畔を巡るルートも飲食店や観光スポットが多くお薦めです。北区や天竜区の山間地域では曲がりくねった道が続く「ワインディングロード」を軽快に走ったり、天竜区春野町のシンボルとなっている日本一大きい「大天狗(てんぐ)面」などを訪ねたりとさまざまな楽しみ方ができます。


ライダーが集まる休憩スポットとして知られるのが東区天王町の大歳神社。ストラップのような形で、バイクのハンドルに取り付けやすい「道楽守り」を受ける人が多いそう。全国の神社、仏閣を回って革製のお守りに刻印を打つ「御刻印」も人気があるそう。このほかにも、バイクウェアメーカーの直営店やライダー歓迎のカフェなども点在しています。

学んで楽しむ


浜松で創業した各二輪車メーカーについて無料で学べる施設があることもライダーにとってはうれしいポイントです。

スズキ歴史館(浜松市南区増楽町)は織機に始まる同社の歴史や自動車の生産現場の様子を分かりやすく紹介しています。日本刀をイメージしたデザインで熱烈なファンの多いバイク「KATANA(カタナ)」や同社のスポーツバイクの最高峰「ハヤブサ」などの展示もあります。

ホンダを一代で世界的なメーカーに育て挙げた本田宗一郎の功績と情熱を伝えるのが「本田宗一郎ものづくり伝承館」(浜松市天竜区二俣町二俣)。地元NPOの運営で、館内には1958年に製造された初期型の「スーパーカブC100」や本田が描いた風景画などが並びます。

ヤマハ発動機の本社敷地内にあるコミュニケーションプラザ(磐田市新貝)は、二輪車や船外機、水上バイクといった同社製品の歴史、現在の事業展開などを総合的に紹介。同社の二輪車第1号製品「YA-1」や海外販売車を含むさまざまなバイクの車種を展示しています。各施設の売店で購入できるメーカー関連のグッズなども人気だそうです。

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