LIFEライフ

静岡新聞生活報道部

アラスカ発祥のカヤック「パックラフト」は持ち運び楽チン!湯ケ島温泉街の峡谷を行く体験イベントを紹介します!


皆さん「パックラフト」という言葉を聞いたことはありますか? パックラフトは空気を入れて膨らませるカヤック。米国・アラスカ発祥です。

1月24日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」は、昨年12月に伊豆市の世古峡で行われたパックラフトの体験イベント(市観光協会天城支部主催)を紹介しました。

【軽くて持ち運びがラク】


カヤックというと「大きくて扱いが難しそう」というイメージがありますが、パックラフトの長所は何と言っても圧倒的な軽さと持ち運びのしやすさ! 

川や海で使う一般的なカヤックの艇体は10~20キロ台が大半ですが、パックラフトは3キロ程度からと格段に軽量です。空気を抜いて小さく折り畳めば、中~大型のバックパックにも簡単に収納できます。

安定性も高く、静かな川や湖水用だけでなくホワイトウオーター(急流)を下れるタイプも販売されています。ただ、風に弱いので天候には注意が必要です。

【気軽にこぎ出す】


会場となった世古峡は湯ケ島温泉街に沿って流れる猫越川の一角にあり、新緑や紅葉が美しいスポット。流れが穏やかでプールのようになった区間は、晴れていれば水がエメラルドグリーンに輝いて見えるそうです。

参加者は、インストラクターの指導でパドルの操り方などを学ぶと早速、川にこぎ出しました。初体験で少し戸惑った様子の人もいましたが、すぐに慣れてのんびりと景色を眺めて峡谷内を回っていました。

参加者は「水面の高さから眺めると普段とは違った景色が見られた」などと話し、満足した様子でした。

【楽しみ方は幅広く】


カヤックに挑戦する際、どうしてもネックになるのは保管場所の確保です。パックラフトはスペースを取らないため、日本の住宅事情に適したカヤックと言えるかもしれません。

大型のザックやバッグにパックラフトと分割式のパドル、ライフジャケットなどを詰めて背負えば、徒歩での移動も可能に。出発地の川まで電車で移動し、ゴール地点の最寄り駅から帰るといったツーリングも可能になります。

特性を理解して選べば、カヤックの楽しみ方を広げてくれる相棒になりそうです。 

静岡新聞社編集局生活報道部が、日々の暮らしを彩るアウトドアや料理、健康などに関する話題をお届けします。紙面未掲載の記事や写真もお楽しみください!

あなたにおすすめの記事

RANKING