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新卒テレビ局員 まことさおこ

静岡から行く離島・式根島!1泊2日の3万円旅! 人生ではじめての「フェリー」旅をしてきました

「忙しい日常から離れて、1人リラックスした時間が過ごしたい!」そんな思いで、先日、人生ではじめての「フェリー」旅をしてきました。

今回私が選んだのは、東京都の離島「式根島」! 人口500人ほどの小さな島で、東京や静岡から船が出ています。

夏には、シュノーケリングやダイビングができるスポットとして大人気の離島ですが、今回私が行ったのはオフシーズンの1月。この時期に島に訪れる観光客のほとんどが釣り客なんだそうですが、それでもとっても楽しかった!! 一年中楽しめる女子ひとりのんびり旅を紹介します。

式根島へのアクセス

静岡から式根島へ行く方法は主に3つあり、時間や旅のスタイルによって選ぶことができます。

1. 下田港から高速ジェット
2. 熱海港から伊豆大島経由
3. 東京まで行き、竹芝桟橋から直通大型客船

今回はのんびりゆっくり船旅を楽しみたいなと思ったので、行きは東京の竹芝桟橋を夜10時に出発し、さるびあ丸という大型客船に10時間揺られ、式根島を目指しました。

私が選んだ席はリクライニング式のシートで片道6210円! 各席にカーテンが設置されていて、パーソナルスペースがしっかりと確保されていました。もちろん船内には色々なタイプのシートがあるので、過ごしやすい席を選ぶのがおすすめです。

帰りは伊豆大島経由、熱海港着で帰りました。実は元々、下田港直通便を予約していましたが、海の状況を見ると欠航になる可能性も…と言われたので、急遽チケットを変更してもらいました。当日に欠航になることもかなり多いそうなので、色々な時間を調べておくことをおすすめします!

11時25分式根島発の大型客船に乗り、14時10分ごろに伊豆大島に到着! そしてその後、16時15分伊豆大島を出発し、17時30分頃に熱海港に帰って来ました。乗り換えの待ち時間が2時間ほどありましたが、伊豆大島の岡田港近くには、お土産屋やレストランもあったので、色々な場所を見て回るとあっという間の2時間でした。

旅の予算“3万円”の中身

まず交通費から。今回私は東京を経由したのでもう少しかかりましたが、静岡〜式根島間の往復最安値は13000円くらいでした(船の等級、行くルートによって変動あり)。

実際に宿泊した清水屋さんの料金は約11000円(朝ごはん、レンタサイクル、港への送迎含)。

残ったお金を式根島での食事やお土産にあてるとしても、3万円あれば大満足の旅ができると思いました。(※交通費・宿泊費ともに、時期によっても変わるので、実際に訪れる場合は事前に必ず確認を!)

いざ、式根島へ出発!

船に乗ってまずは展望デッキへGO! 竹芝桟橋から出航すると出発から15分程度、東京タワーやレインボーブリッジなど名所がきれいに見え、都会の夜景にうっとりでした。
夜の10時に港を出発し、翌日の朝に到着するスケジュール。一見ハードに思えますが、船内には展望デッキ、食堂、シャワー室など10時間を快適に過ごすための設備がたくさんあるので、あっという間に島に到着しました。
そして船に乗ったら絶対に叶えたいと思っていたのが「展望デッキから朝日を眺めること!」

朝、少し早く起き、太陽の出る時間を目指して展望デッキにいくと、広い海の上に浮かぶおおきな太陽! すべてを忘れるほど、美しい景色が広がっていました。海の上から見る日の出はとても神秘的で、思わずボーっとしてしまうほどいい時間でした。
朝日を眺めながら、食堂で朝ごはんを堪能し、さあこれから!と思ったところで、思いがけず船酔いにやられてしまいました。船はいくつかの島に寄港して、式根島につくのですが、島に近づくと波が高くなりかなり船が揺れるんだそうです。そんなことはつゆ知らず……。

最後の一時間はかなり苦しめられたので、油断せず、酔い止めを飲んでおくほうが良さそうです!

そんなこんなで、式根島に到着〜! 到着した港まで宿泊する宿の仲居さんがお迎えに来てくれました。まるで島の家族が迎えに来てくれたかのような温かな雰囲気でした。
式根島は、一周するのに車でおよそ10分、自転車で1〜2時間という大きさです。私は今回、宿で自転車を借りて、観光をすることにしました。

正面で風を受けながら、海まで続く広い道を自転車ではしるのがとても気持ちよくて、アニメの主人公になった気分でした(笑)。

神引展望台

レンタサイクルで10分ほど走ると、見えてきたのが「神引展望台」です。絶景が広がっていると聞いて、絶対に行きたいと思っていたこのスポット。真っ青な海と木々の緑が生み出す景色は、新東京百景にも登録されているそうです。
5分ほど山を登ると現れる展望台! もう言葉では表せないほど、美しかったです。

空気が澄んでいて、とにかく美味しい酸素(笑)何度も深呼吸をしました。島に到着したときに買ったおにぎりを展望台の近くにあったベンチで食べました。日々の喧騒から少し離れて、自分の心と向き合う時間ができました。
そしてその展望台からの帰り。来た道とは違った細い道を進んでいくと…あれ?木々の間から、真っ青な景色が見えるんです。

下っていくとなんとそこにはきれいな海が広がっていました!こじんまりとしたビーチですが、砂浜は白く、透明度の高い海水が美しく独り占めするのが贅沢なほどでした。
こんなにきれいな海を独り占め! 東京の離島とは思えない幸せな空間でした。

地鉈温泉

つぎにやってきたのは、自然が織りなす温泉です。この温泉、実は、人が入れる時間は1日2回、1回あたり50分のみ!と制限された温泉なんです。どういうことかというと…地下から湧く温泉が海にほど近く、海が満潮になり温泉部分に海水が混ざったときにだけ、人が入れる水温になり温泉になるという天然温泉です。

湧いている温泉は80度近くあるので、もちろんそのままでは入ることができません。満潮になって海水が混ざると温度が下がり、ちょうどいい温度になります。
満潮のタイミングを事前にリサーチしてここにやってきました! 恐る恐る入ってみると、湯加減がちょうどいい〜〜!

どこを見渡しても見えるのは海!海!海!本当に、自然の中に入り込んだような不思議な空間でした。この温泉は、世界最大手の旅行ガイドブック「ロンリープラネット」で日本の温泉ベスト10にも選出されているんだそうです。

ただ、更衣室はなく、温泉にたどり着くまでには急な階段を下らなくてははならないので、大きいバスタオルやサンダルが必須です。

松が下雅湯

ここも同じように天然の温泉なのですが、地鉈温泉とは違い、お風呂の温度が管理されていて、1日を通して変わらず、朝も夜も海を眺めながらお風呂に入ることができます。松が下雅湯も港や海からほど近く、まるで海の中にそのまま入っているかのようなロケーション。夜には、星を楽しみながら温泉に入ることもできるんだそうです!

ちなみに、温泉にはもちろん水着で入ります!  私以外に温泉に入っていた人たちは全員、地元の方で普段からこの温泉が大好きで入っているんだと言っていました。島の方々が本当に優しかったです。
1日、動き回って疲れきってしまったので宿のお風呂にのんびりと浸かりゆっくり日記をかいて、お布団で寝ました。普段ベッドで寝ているので、押し入れから布団を出して畳の床で寝るのがとても気持ちよかったです。

そして翌日、島の防災無線に起こされ、眠い目をこすりながら起きるととっても豪華な朝ごはんが用意されていました。

普段、仕事に行く前にのんびり朝ごはんを食べる時間が取れず、食べられないことが多いので、時間を気にせずのんびり朝ごはんを食べられる時間がとっても幸せでした。
忙しい日々の中で、自分と向き合う時間を作ることって本当に難しいですよね。

肩の力を抜いているつもりでも、いつの間にか疲れてしまう瞬間ってたくさんあると思います。たった2日間の旅でしたが、式根島という環境が心を軽くしてくれました。

静岡からも遠すぎない、リゾート地。日々の喧騒を忘れて、のんびり船旅してみてはいかがでしょうか。

旅の過程をまとめた動画はこちら!

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テレビ局入社1年目アナウンサーのまこと入社2年目ディレクターのさおこ。いつものお仕事中、突然会社の偉い方たちからの呼び出し。『若い人をもっとテレビに呼んでこい!』と新しい任務を若手ふたりが任された。お達しを叶えるべく目標を達成するまでの日々をtiktokInstagramで発信中!

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