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静岡新聞生活報道部

いま静岡県内でアツい!オーストラリア発祥のスポーツ「ロゲイニング」って?

地図に示されたチェックポイントを制限時間内に歩いたり走ったりして回り、得点を競う「ロゲイニング」。オーストラリア発祥のスポーツで、県内各地でも大会が開かれるなど注目を集めています。2月28日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」は1月下旬に静岡市駿河区などを会場に開催された「有度山ロゲイニング2024」(NPO法人M-nop、静岡オリエンテーリングクラブ主催)の様子を紹介しました。

地図を手に"作戦会議"


有度山ロゲイニングは今回が14回目の開催で、チームと個人の7部門に計約350人が出場しました。静岡市と焼津、藤枝両市の市境付近の山から駿河区の有度山の麓、葵区の駿府城付近までの広大なエリアに65カ所のチェックポイントが設定され、各ポイントに到着すれば難易度に応じて1~12点を獲得となります。参加者は5時間もしくは3時間の制限時間内に出発地に戻る必要があり、時間を超過した場合は減点される仕組みです。
チェックポイントを記した地図は、スタート直前まで非公開。参加者はスタートの川原小(駿河区)で地図を受け取ると、さっそく"作戦会議"を開き、体力に応じて効率よく回れるルートを組み立てました。

史跡や景観楽しんで回る


話し合いを終えたらいよいよ出発です。参加者は宇津ノ谷峠の明治のトンネル、持舟城跡、広野海岸公園、満観峰といった史跡や観光スポットなどを回って地域の歴史や文化に触れ、素晴らしい景観を満喫しました。各ポイントでは持参したスマートフォンを使い、地図裏面の見本を参考に到着確認用の写真を撮りました。

最高得点だった5時間男子の部優勝チームは安倍川右岸エリアを山間部も含めて30キロ以上を走り、129点をたたき出しました。他方で、家族や仲間と一緒にのんびりとポイントを回るチームも。さまざまな楽しみ方ができるロゲイニングの懐の深さも感じた1日でした。
シズサカ シズサカ

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