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【人宿藍染工房】初心者でも簡単!昔ながらの手法でハンカチや手ぬぐいなどを藍染体験/静岡

3月27日放送「静岡発そこ知り」のテーマは『人宿町物語』。新しいスポットが続々登場している人宿町を、静岡が誇るローカルタレント山田門努さんとモデルの高田秋さんがまわります。

こんな街中で気軽に体験できる藍染工房


ここは2020年2月にオープンした施設で、ハンカチや手ぬぐいなどの藍染体験を気軽に楽しむことができる藍染工房。

店内には藍染のアイテムもずらりと並んでいて、グッズを求めて訪れるお客さんもいるそうですよ。

店内は藍染独特の発酵の香りに包まれていて、体験への期待感が高まってきます。

昔ながらの製法で発酵させた液で作る藍染


今回藍染を教えてくれるのは、浜松出身、23歳の尼崎さん。大学を卒業してから、染色家見習いとして入社したそうです。

尼崎さん:うちでは天然灰汁発酵建てという昔ながらの製法で発酵させて染液を作っています。これが生き物と言われるほど繊細で、機嫌を取りながら仕事をするのが大変でもあり、面白くもあるんです。

ここで尼崎さんよりも手が藍色に染まっている店長の市川さんが登場。尼崎さんの柔軟なアイデアや新しい感性に、日々刺激を受けているんだそうです。

尼崎さんが見習いとして働き始め、わずか半年で作った作品がこちら。県の工芸美術展で、静岡県工芸家協会会長賞を受賞したというから驚きです。

空気に触れることで青く発色する藍染


それでは、門努さんと秋さんも90分ほどで完成する藍染体験に挑戦!まずは尼崎さんから、愛染の工程や藍の特徴などのレクチャーを受けます。

続いて、自分が付けたい模様を選びます。秋さんは2種類の模様の組み合わせを、門努さんはシンプルに水玉模様をチョイスしました。

それぞれの模様に合った方法で準備をしたら、いよいよ染色です。

秋さん:染色液が温かい。足湯みたい〜!

尼崎さん:温度が低くなりすぎると色が出なくなってしまったりするんです。今は緑に見えますが、空気に触れることで青く発色します。

1回目の染色が終わったら空気に触れさせて水で洗い流し、さらに違う甕の藍で2回目の染色をします。

尼崎さん:1回目は色が強い若い液で、2回目はベテランの液なんです。

ちなみに職人さんは、液の中で布を正確に触るために素手で作業をするとのこと。手に残る色の加減で、液の状態がわかるというからさすがですね。

3回ほど染めたら、世界で1つだけの藍染作品が完成です。

秋さん:四隅には模様を入れて、真ん中はあえてシンプルにしました。タイトルは「力作」です。

門努さんもかわいい水玉模様が完成。

門努さん:タイトルは「人宿の藍」。濃い青は昔からある人宿町で、そこに新しいお店がどんどんできて、それが濃くなって最後はブルーになるというイメージ。今考えたけどね(笑)。

お二人とも作品に個性が出ていい感じですね。藍染体験は2200円〜、当日体験もOKとのことですよ。

<DATA>
■人宿藍染工房
住所:静岡市葵区人宿町2-6-5
営業:10:00〜18:00
休み:火曜日

SBSテレビ「静岡発そこ知り」(水曜よる7:00)は1980年代にスタート。静岡県民のみなさんとともに歩んできた情報番組です。地元で、全国で、世界で頑張る静岡人に注目し、番組の原点である「静岡の”そこ”が知りたい!」に迫っていきます。番組公式サイトはこちら!

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