【ベルナール・ビュフェ美術館「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」】世界の中心だった街
相変わらず無人の町並みを描いたビュフェの風景画が並ぶが、どこかぬくもりを感じるのは青春を満喫するビュフェの姿が並んで紹介されているからか。ドイツ第3帝国の魔の手から開放された後の50年代。カフェ「レ・ドゥ・マゴ」に集う文化人、短髪に男物を合わせキメるモデル、ストリップスター。写真もポスターも館内音楽もすべてがオシャレ。医学用語にまでなった日本人の夢想する「花の都」はこの時代に確かに実在したようだ。(マ)
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