LIFEライフ

静岡新聞教育文化部

【浜松市秋野不矩美術館の「内田あぐり 氾 Fluxes」展】天竜区内を取材した新作

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、浜松市天竜区の浜松市秋野不矩美術館で4月27日に開幕した「内田あぐり 氾 Fluxes」展。会期は6月23日まで。

日本画家内田あぐりさんの意志がみなぎる。第1展示室は、全体が一つの空間芸術のよう。内田さん、秋野さんのスケッチや作品を対比的に展示する。秋野さん「女人群像」と内田さん「女人群図」が同じ視界に。第2展示室は緑が奔流する高さ8mの「分水界」が圧巻。天竜区での取材に基づく新作「氾 Fluxes」は、複雑なにじみや色の重なりにさまざまな形が読み取れる。樹木を覆う蔓植物、祭礼用の仮面、餌を啄む鳥、僧の対話。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

RANKING