【浜松市秋野不矩美術館の「内田あぐり 氾 Fluxes」展】天竜区内を取材した新作
日本画家内田あぐりさんの意志がみなぎる。第1展示室は、全体が一つの空間芸術のよう。内田さん、秋野さんのスケッチや作品を対比的に展示する。秋野さん「女人群像」と内田さん「女人群図」が同じ視界に。第2展示室は緑が奔流する高さ8mの「分水界」が圧巻。天竜区での取材に基づく新作「氾 Fluxes」は、複雑なにじみや色の重なりにさまざまな形が読み取れる。樹木を覆う蔓植物、祭礼用の仮面、餌を啄む鳥、僧の対話。(は)
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