一日花「ナツツバキ」鮮やか 浜松・万葉の森公園
花の命のはかなさから「沙羅(さら)双樹の花」として平家物語に登場するナツツバキが、浜松市浜北区の万葉の森公園で見頃を迎えた。白と黄色の花が涼しげに咲き、来園者を楽しませている。
例年より1週間ほど遅い13日ごろから開花し始めた。20日ごろまで観察できそうだという。
公園専門員によると、ナツツバキは本来の沙羅双樹と異なるツバキ科。一日で花が落ちてしまうことから、仏僧らが沙羅双樹と呼んできたという。
沙羅双樹の平家物語にちなみ、園内の資料館(月曜休館)は6月末ごろまで、住民有志が平家武者をイメージして段ボールで作ったよろいを飾っている。