略式代執行、沼津・戸田の元旅館空き家 7~11月に解体

 沼津市は21日、空き家対策特別措置法による特定空き家に指定された同市戸田の元旅館の木造住宅1戸を略式代執行で解体することについて、7月から11月に行うと市議会建設水道委員会で明らかにした。

沼津市が略式代執行による解体をする元旅館の木造住宅=同市戸田
沼津市が略式代執行による解体をする元旅館の木造住宅=同市戸田

 市まちづくり指導課によると、解体する住宅は、旧戸田村の中心部にあり、木造2階建て、延べ床面積327平方メートル。かつては隣接の建物とともに宿泊施設として利用していた。2000年ごろに廃業後、住宅として利用していたが、05年に所有者が死亡。相続も放棄されたため、所有者不在となっていた。抵当権が設定されているが、債権者から解体の同意を得たという。
 費用は約900万円を見込む。

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