静岡・登呂博物館 50年の歩みは 8月28日まで企画展

 静岡市駿河区の登呂博物館は8月28日まで、同館の50年の歴史を紹介する企画展「登呂博今昔ものがたり」を開いている。同市や日本、世界の歴史と照らし合わせながら、展示や考古資料の解釈が変化した半世紀の歩みを振り返る。

登呂博物館の50年の歴史を紹介する企画展=静岡市駿河区の同館
登呂博物館の50年の歴史を紹介する企画展=静岡市駿河区の同館


 戦後の発掘調査で出土した三つの道具を展示。弥生時代に作られたと考えられていた下駄(げた)が年代測定の結果、飛鳥―平安時代の下駄だった可能性が高まったことなどを解説している。
 全97回にわたる過去の特別展と企画展のポスターやチラシも一挙に並び、来場者の目を引いている。好きなポスターやチラシに一票を投じる総選挙を実施。結果は同館のツイッターで発表する。
 藤枝市から訪れた青木浩子さん(58)は「子どもの時に来たことがある。懐かしく感じた」と展示を楽しんでいた。
 (社会部・島田莉菜)

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