ポプコンに再び光 23日、静岡文化芸術大学生、当時の司会・出演者トーク
浜松市中区の静岡文化芸術大で23日午後3時から、1969年から86年まで掛川市のつま恋などで開催されたポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)を振り返るイベント「ポプコン・リマインド」が開かれる。日本のポップスの原点とされるコンテストに学生がスポットを当て、意義や現在とのつながりを考える。
民族音楽を研究する梅田英春教授と学生らが企画した。ポプコンの司会を務めた大石吾朗さんと3度の入賞経験を持つシンガー・ソングライター相曽晴日さんが対談し、当時の熱気やエピソード、裏話などを紹介する。
ポプコンは全国から集まったアマチュアアーティストが自ら作詞作曲した楽曲を披露し、中島みゆき、長渕剛、チャゲ&飛鳥ら著名アーティストを輩出した。文化政策学部3年の北原佳歩さんは「もう一度、コンテストに光を当て、現在とのつながりを考えてみたい」と強調。梅田教授は「音楽の一大イベントが県内で開かれていたことを若い世代に知ってもらい、地域を見つめ直す契機になれば」と話した。
参加希望者は静岡文化芸術大のWebサイトから申し込む。無料。問い合わせは同大地域連携室<053(457)6105>へ。