ICTなど最新技術PR 浜松でフェア、130社・団体

 浜松いわた信用金庫主催の産業展示会「第15回ビジネスマッチングフェア・イン浜松2022」(静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開幕した。新型コロナウイルス禍の影響で、3年ぶりの通常開催。県西部の中小企業を中心に130社・団体が出展し、新産業・スタートアップ、ものづくり、ICTなど5分野で、製品や最新技術をPRする。28日まで。

130社・団体が自社技術やサービス、新規事業などを紹介する「ビジネスマッチングフェア」=27日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
130社・団体が自社技術やサービス、新規事業などを紹介する「ビジネスマッチングフェア」=27日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松

 ものづくりブースでは自動車部品の加工技術やロボットを使った省力化システムなどが並んだ。日本設計工業(同市北区)はコンベヤー搬送と人型ロボットを組み合わせた医療の検体自動仕分けシステムを提案。営業部門の山田光太郎次長は「省力化、効率化の潜在ニーズを掘り起こしたい」と話した。
 システム開発などの日本デジコム(同市中区)は中小企業向けDXサービス「デジまる」を紹介。経営課題解決に向けたデジタルサービスをワンストップで支援する。担当者は「初期コストを抑え、地域密着でスピード感あるサービスを目指す」と強調した。
 コロナ禍でニーズが高まるアウトドア需要を捉えた事業も目立った。自動車用内装材のウレタン部品を製造する浜口ウレタン(同市西区)は、自社技術を生かし、持ち運びが簡単で沈まない一般消費者向けボートの試作品を披露した。
 同市中区で運営する同信金の起業家支援拠点「FUSE」との連携イベントも開催し、現地で行われた講演会をアクトシティ浜松の会場で同時配信した。
 最終日は28日午前10時から午後4時まで。感染防止対策のため、出展者数を前回の半数程度に絞ったという。

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