SDGs身近に 毛糸のたわし作り体験 清水町で小学4年生

 清水町は今夏、希望した小学4年生が企業などのSDGsや環境への取り組みを学ぶ仕事体験を始めた。子どもたちがSDGsの活動が盛んな町内企業を訪れて身近にできることを知る機会にする。

担当者の指導を受けながら毛糸のたわし作りに挑戦する子どもたち=清水町の静岡ガスエネリアショールーム柿田川
担当者の指導を受けながら毛糸のたわし作りに挑戦する子どもたち=清水町の静岡ガスエネリアショールーム柿田川

 町は7月に、作成した「SDGs攻略本」を教材として使った事前授業を開催。概要や達成するための暮らし方のヒントを伝えていた。
 4日は清水小の4人が同町玉川の静岡ガスエネリアショールーム柿田川に出向き、同社が行う料理教室の準備として、教室で使うこともある毛糸のたわし作りに挑戦した。同社によると、毛糸製は洗剤を使わずに食器洗いが
できるという。子どもたちは指に何度も毛糸を巻き付けて編み上げ、たわしを完成させた。チラシを折ったごみ箱も作った。
 小山陽舞さん(9)は「今まで作ったことがなかったから楽しかった。たわしを家で使ってみたい」と笑顔で話した。
 水族館や衣料品店でも体験を行い、2学期には夏休みに取り組んだ成果を振り返る授業をする予定。
 

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