キャンプ用品、カフェでお試し 静岡・清水区宍原にオープン

 キャンプブームが続く中、静岡市清水区宍原のキャンプ用品店「アウトドアライフ カノ」の敷地内に、店で販売するキャンプ用品を使った調理体験ができる「カノカフェ」がオープンした。地元食材を生かしたメニューを取りそろえ、静岡県外キャンパーにも静岡の魅力をPRする。

キャンプ用品を使ったコーヒーのドリップ体験などができる「カノカフェ」=7月下旬、静岡市清水区宍原
キャンプ用品を使ったコーヒーのドリップ体験などができる「カノカフェ」=7月下旬、静岡市清水区宍原

 キャンプ用品店「カノ」は昨年6月、空き工場と倉庫を改装してオープンした。アウトドアの専門知識を持つ女性スタッフが、日常生活の中でも使えるキャンプ用品をセレクトし、販売する。東名高速道の新清水インターチェンジ近くという立地から、県内外のキャンパーが多く訪れる。「キャンプ好きはもちろん、キャンプ未経験の人にも気軽に足を運んでほしい」と新たにカフェも開設した。使っていなかった元事務所兼住居を改装し、スタッフも解体やペンキ塗りに取り組んだ。
 店内やテラス席では、貸し出されたホットサンドメーカーやコーヒーミル、ドリッパー、バーナーを使い、キャンプ気分を味わえる。素材や特徴が異なる用具を複数試すこともできる。今後は調理メニューを増やし、テントを張った芝生エリアでも体験ができるよう計画する。
 ドリンクは宍原地区のブルーベリーや久能地区のイチゴなど県内産品を生かしたメニューをそろえた。緑茶は急須と共に提供する。ダッチオーブンで調理したカレーも好評だという。カノのバイヤー兼広報の長島美和さんは「カフェでの体験やドリンク・フードを通じ、アウトドアと静岡の魅力を発信していきたい」と語った。

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