高校生、成長株探し真剣 浜松青年会議所投資コンテスト

 浜松青年会議所(JC)はこのほど、高校生に株式投資を疑似体験してもらう「はままつ投資コンテスト」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。高校生6人とJC会員約50人が参加した。市内上場企業18社から各自投資先を選んで、9月末の株価で利益率を競う。

JCの会員と一緒に投資先を検討する高校生たち=浜松市中区のアクトシティ浜松
JCの会員と一緒に投資先を検討する高校生たち=浜松市中区のアクトシティ浜松

 今春から成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳なら親の同意なく金融商品が買えるようになった。投資の意義や地元企業の事業内容に早い時期から関心を深めてもらおうと初めて企画し、高校生対象に参加募集した。
 参加者は金融広報アドバイザーの池谷てる代さんから投資先選びの要点を聞いた後、各企業の説明資料や新聞を使い、直近で株価が上昇する企業を予想した。ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点も取り入れ、選択の理由を発表した。
 浜松日体高2年の井ノ口雄晟さんは「投資に興味があるが、正しい知識がないと危ないので、今回勉強してから挑戦したい」と話した。10月以降、利益率の高さと投資先選びのアイデアの2部門で上位成績者を表彰する。

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