ジャイアント馬場さん 大きな夢と志 写真、手紙、絵画、愛用品… 伊豆、29日まで展示

 プロレスラーの故ジャイアント馬場さん(1938~99年)の生前の写真などを並べた企画展「ラブイズフォーエバー」が17日、伊豆市柏久保のギャラリースペース「Cotori(ことり)」で始まった。主催者は「一人の人間としての生きざまを知ってほしい」と話している。29日まで。

写真などが展示された会場で馬場さんの愛用品を紹介する緒方理咲子さん(右から2人目)と公俊さん(右)=伊豆市柏久保
写真などが展示された会場で馬場さんの愛用品を紹介する緒方理咲子さん(右から2人目)と公俊さん(右)=伊豆市柏久保

 リングでの勇ましい姿のほか、ハワイでの挙式時に撮影した元子夫人(故人)とのツーショットなどプライベートも含めた数々の写真を掲示した。元子夫人と交わした直筆の手紙や大好きだったというハワイの海を描いた絵画など馬場さんの人柄を感じ取れる展示が並ぶ。サイズが34センチほどの愛用していたグッチの革靴は人並み外れた体格を実感させる。
 会場では、馬場さんのめいにあたる緒方理咲子さん(65)と緒方さんの長男公俊さん(35)が逸話や展示品の解説を行っている。17日は阪神淡路大震災の被災地に馬場さん自ら支援物資を届けたエピソードや、馬場さんのお別れの会でリングに手向けられた大量の花を、元子夫人が全て持ち帰るほどファンに感謝していたことなどを紹介した。
 今後、馬場さんの人生を若者や子どもにも知ってもらうため、絵本の出版を検討しているという。理咲子さんは「夢を持ち、志高く生きた馬場のチャレンジ精神を多くの人に知ってもらいたい」と期待した。入場料500円。22、23の両日は休み。

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