新ブランド「遠州袋井牛」販売開始 普及推進協議会、市長に報告

 遠州袋井牛普及推進協議会(永田慎次会長)が18日、袋井市役所に大場規之市長を訪ね、同協議会が立ち上げた同市産肉牛の新ブランド「遠州袋井牛」の販売開始を報告し、地域ブランド定着へ抱負を語った。

大場市長に「遠州袋井牛」の販売開始を報告した協議会のメンバー=袋井市役所
大場市長に「遠州袋井牛」の販売開始を報告した協議会のメンバー=袋井市役所

 協議会は浅羽地区の若手肉牛生産者が設立。地域の畜産の継承を目指し、ブランド化に取り組んできた。遠州袋井牛は黒毛和牛とホルスタインを掛け合わせた交雑品種で、赤身と脂身のバランスの良さが特徴。今年4月に商標登録が完了し、市内のスーパーなどで販売しているほか、市のふるさと納税の返礼品にも登録されている。
 年間の出荷頭数は500頭約250トンを見込む。今後は販売促進にも力を入れていく。永田会長は「市やJAなどにも応援してもらえたら」とあいさつ。試食した大場市長は「あっさりしてたくさん食べられる。(遠州袋井牛が)地域で認められるよう一緒に取り組んでいく」と応じた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞