華やか 独自の帯アート 磐田の白幡さん、古民家カフェで作品展

 着物の帯を折り重ねたり、結んだりして立体的に仕立てる独自のアート「ORIOBI(折り帯)」の制作に取り組む磐田市中泉の作家白幡磨美さん(45)の作品展が17日まで、同市岩井の日本茶カフェ「お茶のかねまつ角打ち茶屋」で開かれている。

独自の帯アートを展示している白幡さんの作品展=磐田市岩井のお茶のかねまつ角打ち茶屋
独自の帯アートを展示している白幡さんの作品展=磐田市岩井のお茶のかねまつ角打ち茶屋


 思い出がこもった帯を部屋などの装飾品に変えるアートで、ほどいて元の帯に戻せるのが特徴。婚礼向けに2本の帯で新郎新婦両家の縁を結ぶイメージで仕立てたり、ちょう結びを幾重にも重ねて和菓子の練りきりを表現したりした6点が並ぶ。100年以上にわたって茶生産を続けるお茶のかねまつへの敬意を込めた作品も展示している。
 白幡さんとお茶のかねまつはともに磐田商工会議所の会員。市内で初めての作品展を開く会場を探していた白幡さんと、改修した古民家で磐田産抹茶のドリンクやスイーツを提供しているカフェを商議所がマッチングし、和の雰囲気を生かしたコラボ企画が実現した。入場料代わりにカフェで1品注文してもらう。
 日、月、火曜と8日は休業日。18日には、持参した帯で制作を体験してもらうワークショップ(事前予約制、参加費2500円)を開く。問い合わせは白幡さん<電090(4736)2819>へ。

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