仲見世に休憩スペース 商店街の活用探る 沼津市が社会実験第2弾

 沼津市は10月27日から11月15日まで、JR沼津駅付近の鉄道高架化に伴う中心市街地の回遊性向上を目指した社会実験「オープンヌマヅ」の第2弾を同市の沼津仲見世商店街で実施する。商店街にテーブルや椅子を置いたくつろげる場所や、飲食や雑貨販売などのスタンド式の出店を設置する。空き店舗となっている旧マルサン書店仲見世店内にも休憩スペースなどを設ける。

スタンド式の出店や、休憩スペースを設ける社会実験を行う沼津仲見世商店街=沼津市大手町
スタンド式の出店や、休憩スペースを設ける社会実験を行う沼津仲見世商店街=沼津市大手町
スタンド式の出店や、休憩スペースを設ける社会実験を行う沼津仲見世商店街=沼津市大手町

 実験はUR都市機構中部支社、同商店街振興組合と共催する。沼津駅前の道路1車線を規制した4月の社会実験とは異なり、普段から車の乗り入れが規制されている同商店街でヒトを中心にした道路空間の新たな活用法の検討を目的にする。
 約260メートルの区間に椅子やテーブルを置いたスペースを4カ所設ける他、南側にコーヒーや軽食、雑貨などを販売する計27の店舗が日替わりで4~6店構える。5月末で閉店した旧マルサン書店仲見世店にも休憩スペースに加え、写真展や市立図書館で所蔵期間を終えた本の配布などを行う。
 21日の定例記者会見で頼重秀一市長は「商店街の事業者を巻き込み、多くの方が関わるまちづくりにつなげたい」と期待した。

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