書家金沢さん力強く揮毫 浜松・龍雲寺で作品展、10日まで

 浜松市西区入野町の龍雲寺で30日、ダウン症の書家金沢翔子さん(37)=東京都大田区=が揮毫(きごう)を披露した。10月1日から同寺で始まる作品展を前に、奉納した。

揮毫を披露する金沢さん=浜松市西区入野町の龍雲寺
揮毫を披露する金沢さん=浜松市西区入野町の龍雲寺

 来場者が見守る中、縦1メートル、横3・6メートルの紙に大筆で力強く丁寧に「共に生きる」と書き上げた。「元気とハッピー、感動を胸に心を込めて書きました」とあいさつすると、大きな拍手を受けた。
 金沢さんは揮毫に続き、マイケル・ジャクソンの曲に合わせキレのあるダンスも披露して会場を楽しませた。来春公開が予定される金沢さんのドキュメンタリー映画の撮影も実施。介護施設や福祉施設での上映に向け、今後クラウドファンディングを行うという。
 作品展は10日まで。同寺で昨年行った作品展で募集した「書いてほしい言葉」から選んで仕上げた新作など、約50点が並ぶ。入場無料。

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