漁具倉庫をリノベ 焼津港テレワーク施設「PORTERS」 10月から2期工事、飲食・宿泊機能も

 焼津市の焼津内港(旧港エリア)の漁具倉庫をリノベーションして整備している飲食・宿泊機能を備えたテレワーク拠点施設「焼津PORTERS」が2023年度から本格稼働することが、30日までの市の取材で明らかになった。2棟のうち、1棟は一部を残し完成していて、残り1棟について10月から工事に着手する。

整備が進んでいる「焼津PORTERS」=焼津市中港
整備が進んでいる「焼津PORTERS」=焼津市中港

 同施設については、網や釣りざおなどを収納していた漁具倉庫を海側のA棟、街に近いB棟と分けて整備を進めている。
 B棟は一部区画を残し、コワーキングスペースやシャワールーム、会議室が完成している。ヴィレッジインク(下田市)とアール・アイ・エー(東京都)が整備してきた。
 A棟には50人ほど収容可能なワーケーション施設、宿泊施設、飲食施設などが入る計画。飲食スペースは4区画設置する。バイクや自転車を1階スペースに入れて泊まることができる部屋も整える。入居する事業者も複数内定しているという。
 A棟の整備はホテル管理システムの開発を手掛ける「スマートホテルソリューションズ」(東京都)が担う。本格稼働後の運営についても同社が行う。

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