長泉・下土狩駅前に「コワーキング」 空き店舗改装、人財発掘・育成拠点に 10月3日オープン

 長泉町は3日、JR下土狩駅前の空き店舗を改装したコワーキングスペースを開設する。利用者同士の交流を通してプロジェクトを立ち上げ、まちづくりを担う人財を発掘・育成する拠点として活用する。

内覧会に訪れた利用者=長泉町の下土狩駅前コワーキングスペース
内覧会に訪れた利用者=長泉町の下土狩駅前コワーキングスペース

 公募で選ばれた移住定住、起業支援事業の日の出企画(三島市、山田知弘代表)が運営し、起業や施設でやりたいことについて相談を受け付ける。主要利用者は学生、女性起業家、会社員を想定。9月から日本大国際関係学部(同市)の学生が中心になって壁を塗装し、白を基調とした約65平方メートルの空間に仕上げた。
 実証実験として来年3月までニーズを調査し、空間の使い方や事業を具体化させる。整備後の鮎壺公園で開くイベントの企画なども予定している。山田代表は「利用者と話し合いながら企画を組めるよう、余白のある場所にした。いずれは自走できる施設にしたい」と話した。
 施設は同駅から東に約100メートルの「本多ビル」2階。テーブル、カウンター、個室の3エリアに分かれ、Wi-Fi、プリンターを利用できる。利用料は1日200円、半日100円。利用時間は平日午前10時~午後5時。

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